ひきこもりの高齢化と長期化が進む中、家族(特に親)の負担が大きくなっています。
全国40ほどの家族会で構成されるNPO「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」の理事長、佐々木善仁さんは「一人で抱え込まず、つながることが大切」と訴えています。
家族会という存在は、当事者やその家族の悩みを共有し支え合う場所であり、居場所にもなり得ます。
しかし、公的機関では「本人が来て」といった対応や、職員の異動などにより、継続的な支援が難しく、当事者や家族の信頼が損なわれることも少なくありません。
佐々木さん自身も東日本大震災で、ひきこもっていた次男と妻を津波で亡くした過去を持ち、「つながりの大切さ」を強く感じています。
彼は「話すこと、聞くことで希望が生まれる。悩みを抱える家族は、ぜひ家族会にアクセスしてほしい」と呼びかけています。
「話すこと、聞くことで希望が生まれる。悩みを抱える家族は、ぜひ家族会にアクセスしてほしい」
この言葉、本当にその通りだと思います。
自分自身でも、ときどき当事者会に参加させていただくことがあります。
そこで感じるのは、そこに“たどり着けるまで”の道のりの重さです。
情報にたどり着けない、誰かに話すことなんて怖くてできない、心の準備ができない…。
いろんな理由で、当事者会の存在すら知らないまま、孤独の中にいる人もいる。
一方で、当事者会に来られた方たちは、何かを乗り越えて一歩を踏み出した方々。
そのこと自体に、私はいつも尊敬の気持ちを抱きます。
そしてその陰には、まだその一歩を踏み出せない人たちもたくさんいるのだと感じます。
だからこそ、「つながる」ためのハードルを少しでも下げられたら。
誰かの心に、静かに届く方法があったら──
もし今、ひとりで抱えている気持ちがあるなら、どこかでつながる方法をあきらめないでほしい──そう願っています。
(スタッフK:精神保健福祉士)
